シリカと強い骨(骨粗鬆症予防に)
元気に育て。ホネホネ、シリカ。
骨のためにはカルシウム。
それだけじゃ、骨は強くなれない!
骨を強くするのにカルシウムだけじゃ足りません。
シリカが構造をシャキーンとさせて、カルシウムをギュッと結びつける、
大切な働きをします。
シリカが構造をシャキーンとさせて、カルシウムをギュッと結びつける、
大切な働きをします。

骨の構造を強めるシリカ
- ●成長にも、運動にも大事な役割を果たす「骨」の形成に、カルシウムが重要であることはよく知られています。でも、骨はカルシウムだけで出来ているわけではありません。骨の成分はカルシウムが70%、水が10%、残り20%はコラーゲンです。
- ●骨の構造はまるで鉄筋コンクリート。鉄筋にあたるコラーゲンに、カルシウムやマグネシウムなどの無機質がコンクリートのように結晶して作られています。つまり、コラーゲンがしっかりしていないと、カルシウムをいくら摂ってもうまく接合せず、強い骨(骨密度の高い骨)になれないということ。
- ●コラーゲンをしっかり束ね、カルシウムやマグネシウムと結びつけている接着剤が、「シリカ(ケイ素)」です。
シリカは骨の再生にも重要です
- ●カラダ全体のカルシウムの内、約1%は血液中に存在し、重要な生理機能を担うために消費されます。骨はカルシウムの貯蔵庫として、血液中のカルシウム濃度を一定に保つために分解と再生を繰り返しているのです。
- ●また、骨自体の劣化を防ぐ意味でも、古くなった成分を分解して再生するサイクルはとても大事。
- ●「シリカ」は、この再生を促す重要な役割も担っています。
シリカの摂取量で、骨の強さに差が出ます
- ●米国の調査「フラミンガム研究」では、シリカの摂取量と骨の強さに密接な関係があることがわかりました。シリカ摂取量が少ないグループに比べて10%近く骨密度が高かったのです。一方、カルシウムで同じ実験をした場合、その差は5%程度でした。
- ●つまりカルシウムの摂取量より、シリカの摂取量の方が骨密度への影響は大きいのです。
- ●骨を強靭にし、生まれ変わりを促すために、シリカは欠かせない成分です。それは、成長期の子ども達にとっても同じこと。元気な骨を育てるために、効率のよいシリカ摂取をお考えください。
玄米1合(150g)…7mg | 白米1合…0.7mg |
大豆(100g)…1.1mg | 干しヒジキ(100g)…9.9mg |
生ワカメ(100g)…1.9mg | ビール1L…20.7mg |
ワイン1L…6~10mg |
※一般的に成人で1日あたり10~40mgのシリカが消耗されると言われています。
※シリカの多くの働きは、「シリカって何?」で詳しく紹介しています。