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シリカとケイ素は違うのに、なぜシリカ水とケイ素水は同じなの?
こんにちは。シリカ王子です。
よくお客様から
と聞かれます。
シリカとケイ素は化学式が違うので別モノです。
でも、シリカ水とケイ素水は全く同じお水です。
「え?どういうこと?」と思いませんか?
今回は、この謎について、簡単に分かりやすく解説したいと思います。
- Contents -
シリカとケイ素は化学式が違う
ケイ素は元素です。元素記号はSiです。
ケイ素はそのほとんどは酸素とくっついて、二酸化ケイ素として存在しています。
この二酸化ケイ素は通称「シリカ」と呼ばれています。
Si+O₂→SiO₂(シリカ)
シリカが水に溶けると、オルトケイ酸になります。
SiO₂+2H₂O→H₄SiO₄(オルトケイ酸)
このオルトケイ酸を
・人間を含む動物は腸から吸収します。
・植物は根から吸収します。
そして、様々な健康効果や美容効果を得る事ができるのです。
ケイ素やシリカの効果効能を調べる研究で、実際に使用されるのは「オルトケイ酸」です。
オルトケイ酸を使い効果効能を調べますが、論文では、
「ケイ素には○○の働きがあります」
「シリカには△△の効果があります」
と書かれることが多いです。
ケイ素(シリカ)の効果を調べるために、ケイ素(シリカ)を水に溶かしたもの(オルトケイ酸)を研究に用いているだけという考え方ですね。
つまり、
・ケイ素水は、オルトケイ酸を含むお水のこと。
・シリカ水も、オルトケイ酸を含むお水のこと。
なので、全く同じお水という事が分かりましたね。
はい。あっという間に「シリカとケイ素は化学式は違うので別モノだけど、シリカ水とケイ素水は同じ」という謎が解けましたね!
シリカ水とケイ素水が別モノと勘違いされる理由
そもそも、研究の分野でシリカ水とかケイ素水という呼び名はありません。
商品を販売している会社が、オルトケイ酸をたくさん含むお水のことを、
・シリカが水に溶けているから「シリカ水」
・オルトケイ酸はケイ素が元となる物質だから「ケイ素水」
と消費者に受け入れられやすい名前をつけています。
しかし、消費者にはそのような事情は分からないので、2種類のお水があると勘違いしてしまう人も出てきてしまいます。
どちらかというと、ケイ素水という名前は、「ケイ素が直接お水に溶ける」と勘違いする人がでるので、紛らわしいネーミングかもしれませんね。
前述のとおり、ケイ素がお水に溶ける際は、ケイ素はシリカに変化し、シリカがお水に溶けます。
シリカ=ケイ素と間違ってしまっている記事も多数ある
シリカ水メーカーのページを見ると、「シリカ(ケイ素)は〇〇の効果があります」と書かれていることがあります。
「シリカ(ケイ素)」と記載しているのは、「シリカ=ケイ素」と勘違いしている訳ではなく、前述のとおり、「オルトケイ酸の効果効能は、シリカの効果ともケイ素の効果とも言えるから」です。
しかし、「シリカとは」などのワードでgoogle検索をすると、シリカ水メーカー以外の情報サイトで、「シリカ(別名:ケイ素)」とか「シリカ(英名:シリコンSilicon)」と書いている記事がチラホラあります。
これは記事を書くライターさんが「シリカ=ケイ素」だと勘違いをしてしまっていますね。
正しくは「シリカ(別名:二酸化ケイ素)」「シリカ(英名:Silicon dioxide)」です。
【まとめ】
今回は、「化学式が違うシリカ(SiO₂)とケイ素(Si)が、お水に溶けるとなぜ同じお水になるのか?」という謎について解説しました。
シリカは必須ミネラルではありませんが、健康や美容に関する素晴らしい研究結果がたくさん発表されており、その重要性が世界的に注目されています。
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シリカに関しては、毎日の不足分を補うだけで十分です。
シリカ濃度が80㎎/L以上のシリカ水であれば、毎日500mlのペットボトル1本で十分なので、気軽に長く続けやすいのでおすすめです。
「自然のものより人工的に抽出されたサプリメントの方が優秀」と信じている人も多いと思いますが、シリカに関しては必要ありません。
たとえサプリメントをたくさん飲んで、シリカをたくさん摂取しても、必要分以外は全て体外に排出されるからです。
もし、あなたが健康的な食生活を目指しているなら、シリカ濃度以外にも、シリカ水を選ぶ際に大切にして欲しいポイントがあります。
下記の記事でまとめてご紹介しているので、是非一度チェックしてみてくださいね。
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